JALのマイルを貯める方法はフライトや買い物、ポイ活までいろいろありますが、中でもクレジットカードの利用は外せません。
JALのゴールド・プラチナカードか一般カード向けのショッピングマイル・プレミアム入会で100円=1マイル(マイル還元率1%)、JALカード特約店で100円=2マイル(マイル還元率2%)に上がります。
マイル還元率の高いJALカード特約店ばかり利用できればマイルがたくさん貯まるでしょう。
と言われても、特約店が近所にないし、普段の買い物にも行かない場所ばかりだから意味がないわ・・・
特約店が近所にない、普段の買い物にも行かない場所ばかりという人は特約店以外のお店で還元率1%でカードを利用することになります。
もし、特約店以外の買い物でもマイル還元率が1%を超えるクレジットカードをJALカードとは別に持つとどうでしょう?
私は今までJALカードだけ持っていましたが、2枚目のカードを早く手に入れたらもっとマイルがたまっていたのに!と後悔しています。
あなたにも後悔してほしくないので、今回はJALカードとは別のカードを2枚持ちにするメリットとおすすめカードを3枚紹介します。
JALカードとは別のカードを2枚持ちするメリット
JALカードとは別のカードを2枚持ちにするメリットはどういうものがあるでしょうか。
ここではメリットを2つに絞って紹介します。
JALカード特約店以外での還元率が高くなる
JALカードの特約店を利用してJALカードで支払うと最大で還元率2%のマイルが返ってきますが特約店を使わない場合、還元率が最大1%に下がります。
そこでマイルの還元率の高いクレジットカードを使うことでマイル還元率1.125〜1.25%まで上げることができます。
中には特定の条件を満たすことでマイルへの還元率をさらに上げることも可能です。
JALカードではJALの航空券はもちろん、特約店であるイオンやファミリーマート、マツモトキヨシなどの買い物に利用し、普段は別のカードを利用することをおすすめします。
利用できるカードのサービス特典の幅が広がる
JALカードとは別のカードを2枚持ちにすることで、利用できるカードのサービスや特典の幅が広がります。
例えば利用する空港でカード会社のラウンジはあってもJALのサクララウンジがない場合、JALカードのゴールド・プラチナカードじゃないとカード会社のラウンジは利用できません。
そこで別のカードがゴールドカード・プラチナカードであればカード会社のラウンジの利用ができます。
他にも海外旅行での荷物宅配サービスや旅行保険の重ね掛け、カードによってはホテルやショッピングモールなどの限定サービスなども受けられます。
JALカードとは別のカードを2枚持ちするデメリット
カード2枚持ちいいじゃん!今すぐおすすめのカードを教えて!と思うでしょう。
しかしデメリットを見てからカードを2枚持ちにするかどうか検討することをおすすめします。
カードが増えると管理や年会費などの負担が増える
マイルが貯まり、利用できるサービスや特典の幅が広がる一方、管理や年会費などの負担も増えます。
特に年会費の場合、JALカードに加えて他のカードも年会費を支払わないといけないことが多いのでトータルの年会費が高額になりがちです。
また、別のカードばかり使ってJALカードの利用頻度が少なくなると、盗難や紛失などに気づかず、いざJALカードを使おうとしたら財布の中に無くて焦ることもあります。
他にも支払日が別々になるから2回も入金しないといけない、どこでどのカードを使ったのか把握しないといけない、ポイントの有効期限に気をつけないといけないなど、カードの管理の手間が増えます。
仮に1枚のカードの支払いが良くても、もう片方のカードの支払いが何度も遅れてしまってカード会社からの信用を失った場合、両方ともカードの利用停止・解約・更新拒否になるでしょう。
カードの2枚持ちは年会費の合計を考える、カードをなくさない、利用したカードの支払いを確実に行うなどの自己管理能力が求められます。
JALカードじゃないと新ステイタスのカード利用の対象外になる
サクララウンジの体験やマイルの有効期限撤廃、JGC(JALグローバルクラブ)の入会などのサービスを受けられるJALの新ステイタスプログラムが2024年1月からスタートします。
もしあなたがJALの新ステイタスを狙う場合、JALカードとは別の2枚目のカードがステイタス獲得の障壁になるかもしれません。
その理由としてJALが2023年12月に発表した新ステイタスプログラムの発表の中で、JALカードの利用がステイタス到達に必要なポイントの対象の一つになったからです。
新ステイタスに到達できる条件はこの記事の投稿時点ではまだ発表されていません。
しかし確実に言えることは、JALカード以外のカードはたとえマイルの還元率が高くても新ステイタス到達に必要なポイントの対象外です。
JALの新ステイタスを目指したい場合、しばらくはJALカード1枚だけ利用し、目標の利用金額か新ステイタスに達成してからマイルを効率よく貯めるための2枚目のカードを作ることをおすすめします。
マイルが貯まる!2枚目におすすめのカード3選
それではここでJALマイルがたまりやすい2枚目におすすめのカードを3つ紹介します。
マイル還元率に限らず、メリットやデメリットも解説します。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード
メリット
マリオットを始め、シェラトンやリッツカールトンなどの外資系ホテルを持つ世界的に有名なホテル会員サービス、マリオットボンヴォイ。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードをマリオット系列のホテル以外で利用すると通常は100円=3ポイント、3ポイント=1マイル(マイル還元率1%)です。
しかし60,000ポイントをJALマイルに交換すると通常20,000マイルのところ、ボーナスで5,000マイル追加されることから、マイル還元率は1.25%に変わります。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードはカード会社系で一部を除く国内とホノルルの空港ラウンジと帰国時の空港から自宅までの無料の荷物発送サービス、旅行や商品購入の保険など、ゴールドカード並みの特典がついてきます。
しかもカードを持つだけでマリオットボンヴォイの宿泊に使えるステイタスも獲得でき、年間35泊か400万円以上のカード利用でスイートルームへのアップグレードや朝食無料などの特典が使えるステイタスになれます。
デメリット
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードの大きなデメリットは年会費が49,500円と高額です。
しかし紹介でカードを入会して条件を満たして45,000ポイントを獲得、あるいは年間150万円以上カードを使って次年度に使える1泊の無料宿泊特典を獲得することができます。
まとめ
以上のことから、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードはどこのお店に行ってもマイル還元率が1.25%のままでいい、マリオット系列のホテルを利用したい人にとって年会費以上の価値のあるカードと言えます。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード or セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
メリット
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード及びセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下セゾンプラチナ)はポイントをJALのマイルだけでなく永久不滅ポイントも貯まります。
セゾンプラチナでJALのマイル自動移行コースに設定すると1000円=10マイル(マイル還元率1%)です。
これと別に2000円=1ポイントの永久不滅ポイントがたまり、セゾンマイルクラブにて永久不滅ポイントを200ポイント交換すると500マイル貯まります。
その結果、マイル還元率が最大で1.125%に上がります。
またセゾンプラチナはauPayに月5万円までチャージすることでポイントの二重取りが可能です。
この場合、Pontaポイントをマイルに交換する分を含めるとマイル還元率が1.375%に上がります。
もし運よくPontaポイントの20%、永久不滅ポイントの10%マイル交換レートアップのキャンペーンが同時に適用された場合、マイル還元率は最大約1.44%に上昇します。
セゾンプラチナはプラチナカードなので世界中の空港ラウンジが使えるプライオリティパスや予約困難なホテルやレストランの相談ができるコンシェルジュサービス、ホテルの優待料金プランやレストランを2名以上の利用で1名分無料になるサービスなどの利用ができます。
そんなセゾンプラチナの年会費は一般のプラチナカードより安い2万2000円、しかも初年度無料で誰でもカード会社からの招待(インビテーション)なしで申し込みが可能です。
デメリット
ただし、セゾンプラチナビジネスアメックスカードだけは年会費に加えて5500円のセゾンマイルクラブの年会費が追加されます。
かつては年間200万円以上を利用することで翌年の年会費が半額になるサービスがありましたが、2023年11月以降の発行分と次年度以降の更新からはこのサービスがなくなりました。
ちなみにセゾンプラチナビジネスアメックスカードは法人だけでなく個人事業主や一般の人にもカードを申し込むことができます。
まとめ
プラチナカードの恩恵をコスパよく受けながらマイルを効率よく貯めたい人にとってはおすすめです。
特にビジネス向けのサービスを利用したい、年間200万円以上カードの利用ができる人はセゾンプラチナビジネスアメックスカードを強くおすすめします。
JQカードエポスゴールド
メリット
JQカードエポスゴールドはJR九州とエポスカードが作ったカードです。
JR九州のポイント、JRキューポが貯まり、1ポイント=1Pontaポイントに交換することでJALのマイルが1ポイント=0.5マイルとの交換ができます。
通常であれば200円=JRキューポ1ポイント=1Pontaポイント=0.5マイルなので、100円あたりのマイル還元率は0.25%です。
そこで3つの選んだショップでカードを利用することで200円=1ポイントのところが200円=3ポイントにアップし、マイル還元率が0.75%に変化します。
また、年間利用額100万円で年間ボーナスポイント10,000ポイントがもらえるので、年間ボーナスポイントと合わせると合計25,000ポイント、通常12,500マイルに交換できます。
その結果、マイル還元率は1.25パーセントに上がります。
もしこの25,000ポイントをPontaポイントとJALマイルの20%レートアップキャンペーンが適用されると15,000マイルに増量され、マイル還元率が1.5%に上げることが可能です。
ポイントアップショップは九州だけでなく全国にあるため、条件を満たせばどの地域に住んでいる方でも高還元率でポイントを貯めることができます。
例えば福岡在住の方はポイントアップショップを鉄道の定期券でJR九州、ファッションビルでの服の購入や外食などでアミュプラザ、食料品の買い物で西鉄ストアを指定することで効率よくポイントを稼ぐことができます。
鉄道(交通系ICのチャージは不可)・ファッションビル・スーパーの組み合わせなら、名古屋の方はJR東海・KITTE名古屋・アピタ、大阪の方は南海電鉄・なんばマルイ・ライフなどでもOKです。
気になる年会費は5000円かかるところ、初年度の年会費が無料、毎年50万円以上の利用またはエポスカードからの招待でゴールドカードを作った場合でもずっと無料です。
デメリット
JQカードエポスゴールドはポイントとエポスカード独自以外のゴールドカードの特典が国内の空港のカード会社系ラウンジと海外旅行保険の最高補償金額アップだけしかありません。
また、年間利用額が100万円以上超えても年間ボーナスポイントは1回きりなのでマイル還元率が下がるデメリットがあります。
しかし年会費が5,000円か無料でポイントアップショップが全国どこにでもあり、マイル還元率1%を上回るクレジットカードは珍しいです。
ゴールドカードの特典はなくなってもいいからマイルを貯めるために使うカードだと割り切るか、どうしてもゴールドカードの特典が欲しい方はJALカードのゴールドカードを選ぶことをおすすめします。
まとめ
毎年のカード利用額が100万円で普段行くポイントアップショップだけ使う、年会費無料でJALのマイルの高還元率を狙うならJQカードエポスゴールドは最適です。
九州の方はもちろん、ポイントアップショップがあれば全国どこでも使えるので、マイル還元率を高める方法の再現性が高いでしょう。
いきなりゴールドカードを申し込むことが難しくても、一般のエポスカードを申し込んでからゴールドカードのインビテーション(招待)をもらうタイミングでJQカードエポスゴールドに切り替えることができます 。
最後に!
JALカードよりマイル還元率が高く、コスパの良い2枚目におすすめのカードを紹介してきました。
2枚目のカードはマイル交換以外の特典やサービス、年会費などによって異なります。
100%じゃなくてもいいので、自分のライフスタイルやかなえたいことに合うカードを作るといいでしょう。
JALの新ステイタスを狙いたい、複数枚のカード管理が不安などの理由や事情がなければ、2枚目のカードにJALカード以外でマイル還元率の高いカードをうまく活用することをおすすめします。
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